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私達の震災~仙台より~ 2

震災当日から明けた翌日、私は徒歩1分にあるコンビニへ早朝から並びました。
いまだ震災の全貌は把握出来ていませんでしたが、
コンビニやお店が開店しているのは今のうちだけだと直感で感じたからです。
しかし震災当日にこのコンビニでは大分買占めがあったらしく、
カップめんやミネラルウォーター、パンやすぐに食べられる食料は残っていませんでした。
それでもお茶やお菓子はまだ十分にあったので、私はカゴ1杯分の買い物をすることが出来ました。
後に、これはとても幸運であったと思い知らされることになります。








002_convert_20110321124048.jpg
震災2日目に私がかき集めた物たち。
ミネラルウォーターはコンビニの棚の奥の奥の方へ体いっぱいに伸ばし、購入する事が出来たもの。
手前のお水は給水所からの水道水。







この時は電気も水も通っていません。
震災当日にかけた電話やメールを最後に、携帯の電源も切れたままです。
この日に自分がどんな行動をしたか、細かいところまでは覚えていませんが、
ガソリンの残りを気にしながら色々なところを回っていたのだと思います。
私の住んでいる地域は建物の倒壊も道路の陥没もなく、
主要な信号もかろうじて機能していました。
しかし電気が通じていないため、私が得られる情報は車に乗っている間のラジオのみ。
夕刻が迫るころ、私はマンションの指定避難所である近所の小学校にあかりと一緒に行きました。







その小学校は初めて行く場所で、私には馴染みの無い場所でした(当たり前)。
体育館の中が避難場所でしたが、若い人も多く悲壮感はあまりありません。
私はあかりを車中に残すのが嫌で、抱っこをしたまま係員のところに行きました。
するとその初老の男性の係員は私達を見るなり、
「あ~ダメダメ、動物連れは。中に入れないから。子供とかいるからね。」
と言いました。あまりのその早さにカチンときた私は、
「いえ、すぐに出ていきますから。それよりトイレは借りることが出来るんですか?」
と言い返しました。自宅のトイレを使用するだけの水道水を確保することが難しかったからです。







私は、最初からあかりと一緒に避難所で過ごせるとは思っていませんでした。
ペットと一緒に避難できる避難所も仙台市内にはあったそうですが、
そこをわざわざ探そうとまではしていませんでした。
おそらく余震があってもマンションは倒れないだろうし、
私自身も避難所で過ごすよりもあかりと一緒に自宅で過ごす方を選んでいました。
ただ、それはたまたま私の室内が整理されていたからであって、
中には当然すぐには住めない状況の自宅もたくさんあったことでしょう。
その内、ペットを飼っているご家庭もたくさんあったはず。
そういう各家庭の事情を一切聞こうともせずに、
被災者に対して一方的に遮断するような物言いをするその係員に、正直触れたくはありませんでした。
その時はカチンときて言い返せましたが、後から空虚さが押し寄せました。
それでも、一応避難所を確認できたことは安心にもつながりました。
徒歩でも何でも、この場所へ行けば死ぬことはないだろう。
かなり不衛生なその避難所のおトイレを借りて、私たちは自宅へと戻りました。







震災から2回目の夜を迎え、徐々に私の精神的負担は大きくなっていました。
引越しの直前だったのに…。これからどうするんだろう、私はあかりは。
本来なら頼りにしたいはずの実家も被災地だったことも災いしました。
一人暮らしの辛さが、二重に私を苦しめました。
もし私がアオイを亡くしていなかったら、あかりが私の癒しとなってくれたことでしょう。
しかしアオイを失った責任を持つ私は、もしあかりをこのまま亡くしてしまうことになったら、
その時は自分は生きてはいられないだろうと強く思いました。
アオイだけでなくあかりも…。そんな十字架を想像しては、寝付けない夜を過ごしました。
あかりはそんな私の心境とは裏腹に、健やかに震災からの日々を過ごしていてくれていました。













記事を書くことを優先したいので、コメントは閉じさせていただいています。
もしなにかありましたら、最後の記事にご意見等よろしくお願いいたします。

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プロフィール

みずほ

Author:みずほ
仙台でパグとの二人暮らし♪

長女:アオイ
(黒パグ♀ 享年3歳3ヶ月)

次女:あかり
(フォーンパグ♀ 4歳)
 

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