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私達の震災~仙台より~ 7

今回が「3.11」カテゴリの最後の記事となります。
少し長くなりますが、もし最後まで読んでいただけると嬉しいです。






……………………………………………………………………………………………………






水道が各部屋に復旧したあとは、エレベーターの開通・ネット開通など
ガソリンの給油不足以外は日常に近づきつつありました。
ただ私達のマンションはオール電化だった為、自宅を含む多世帯で
電気温水器の故障が相次ぎ、その復旧は依然として進んでいません。
それでも住人の方達が有志で復旧チームを結成し、各戸を回ってくれたおかげで
業者による点検・補修の日も、もう間近。
外壁等の共用部分の修理は管理会社にお任せするしかないので、
個人で出来ることはこの電気温水器の修理を残すのみとなりました。







余震もさらに落ち着き、人間用の食料の買い出しもある程度できたところで、
私達はやっとゆっくりとロングコースのお散歩をすることが出来ました。







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もう夕暮れだね。






仙台の街は相変わらずの長閑さ&静けさ。
でもそれは私の住んでいる地区が本当に被害が少なく、お店も開いている店舗が多いせい。
仙台東側の地区では、店主不在の店舗の強盗や治安が悪化しているため、
女性の独り歩きは危険になっていると友人に教えられました。
特に食料を持っていると分かると危ないそうで、わざわざバッグに入れて持ち歩くのだとか。
震災後はまだ一度も居住地域内から出ていないので、すぐ近くの地区でそんな事が起きている
ことも知りませんでした。同じ被災者から身を守るなんて、一番起きて欲しくない現実です…。






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犬の散歩をしている人はまだ少なく、正直ちょっと咎められるかな、という気持ちでした。
でも道路の整備をしている方々は目を見張るものの、他の通行人と同じ様に誘導してくれました。
公園で時間つぶしをしている女子高校生達もかわいい~!と言ってあかりを可愛がってくれたし、
他のマンションの管理人さんらしき男性のおじさんも、
この子大丈夫だった?こわがってない?と声を掛けてくださいました。
私はあかりのおかげで、また見知らぬ同じ被災者の方々と交流を持つことが出来ました。







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延べ10回は通った給水所。ここで住民に炊き出しも行われました。







本当はもっとゆっくりしたい気持ちや、あかりのケアを心ゆくまでしてあげたい気持ちがあります。
でも奇跡的に無事だった仙台市民として、これからは宮城の復興に注力していくべきだとも思っています。
仕事も明後日から正式に復帰。またスーツに仕事かばんの日々が始まります。
ガソリンの一般市民への正常供給はまだ先になりそうなので、しばらくは徒歩通勤になりますが、
歩ける足がある限り、前に進めると信じて頑張れそうです。







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ささ、帰ってゴハンですよ?






あかり、あなたの為の散歩ですが?(笑)
でもやっぱり食欲旺盛でおかあさんは嬉しいよ~。







昨日は、またまたとっても嬉しい届け物がこふみさんから届きました♪



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すごい!あかりのオヤツまで…。本当にありがとうございます(感動)。






レターパックってすごいですよね~。ゆうぱっくも宅配便も一切ダメなのに、
これだけは受取先があれば届くんですから。
そして配達してくれた人達もとても感じが良く、頑張ってくれている人達に感謝感謝です。
札幌に住む友人、そしてこふみさん、大切に頂いていますよ~









私は久しぶりにネットが開通したとき、個人のブログに対する批判コメントや
そのコメントに対する記事が騒がれていることを知り、驚きました。
私は被災地のいわゆる中心地にいますが、楽しいブログやいつもの明るいブログを見て
救われている一人だし、どんなときもそういうブログを見たいです。
私のブログを見た方の中に、不快になる方や嫌な思いをされる方がいらっしゃったら、
それは申し訳ないとは思いますが、でもブログを書いたことを後悔はしません。
それは私やあかりを心配してくださった方々に対して書きたいのもあるし、
私自身の記録としても残しておきたいからです。
こんな拙いブログでもあかりを見て癒される人や、
一ブログとして楽しんでくださる方がいればいいな、と思いながら
このカテゴリの記事を終わりにしたいと思います。










徒歩通勤で足がパンパンになることを予想しながら
ガソリン補給を待つ、仙台の被災者より。

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私達の震災~仙台より~ 6

先日のマンションの貯水タンクからの給水は一時的なものと思っていましたが、
翌日の夜にはあっけなく全戸水道設備が復旧しました。
いきなりドバドバッという音がしたのでびっくりしてキッチンに行ったら
滝のような水が蛇口から…!
嬉しいのとびっくりしたのと急だなあという妙に不思議な気持ちになりました。
あれだけ困っていた水道がなんの前触れもなく直るっていうのは、変な感じがするのです。
とにかくおトイレ用の水を汲みに行かなくて済むのは本当にありがたいことでした。
エレベーターの復旧にはまだまだ時間がかかりそうだったし、我が家は8階だし(苦笑)。
もちろんあかりさんの飲み水も♪







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あかりは、いつだって冷静ですから。






そ、そうかな~。余震には大層敏感に吠えているけれども…。






この頃になると余震は少しずつ落ち着いてはきましたが、
なんと言っても震源地の近くなのでまだまだ予断は許しません。
私は余震の最中にあかりを置いて外出するのはとても不安でしたが、
給水や買い出しの時はどうしてもあかりを連れていくことは出来ないので、
いつも意を決して外出をしていました。
それでも、ご夫婦のお宅にお邪魔するときや管理人室に問合せに行く時、
近所のペットショップに行くときなどは一緒に行動していたので、
あかりも自動的にマンションの内階段をえっこらと登るハメに。
心なしか私もあかりもすっきりスリムになったような気がします。







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だったらその分、オヤツ増やしてちょーだい!







え~、せっかくスリムになったのに~?
でもあかりは階段を上ることはできるけど、降りれないじゃない?
だからおかあさんは、7キロオーバーのお相撲さん(=あかり)を抱えて階段を下りてるんだよ?
まあオヤツをねだるのはずっと前からだしね…。
お顔のニキビも直ってきたし、少しずつだけど増やしても大丈夫かな~。







あかりのフードを確保できていないとき、私は炊き出しで配給される一人分のおにぎりやおじやを
あかりにもその都度少し分けて食べさせていました。
塩分過多なのは分かっているけれど、お米ならあかりの身体に負担も少ないだろうし、
もしずっとフードを手に入れられないとしたら、いまあるフードと人間用の食事を混ぜて
食べさせるしかないと思っていたのです。
あかりは、おじやなんか初めて見る食べ物なのに、私があかりのお皿に入れてあげると
不思議そうにそれでも嫌な顔ひとつせずに残さず食べてくれました。
それがどんなに有難かったことか…。
もしあかりが食の細い子だったら、飼い主としてもっともっと気を遣った避難生活になったでしょう。
でもその代償として、あかりのお顔には大きいニキビが数個できてしまいました。
あかりのお風呂を一番に考えたのも、この事があったからです。
無事にフードに戻れたあかりのお顔は少しずつ良くなっていきましたが、
代わりにあかりは私が食べているものに異常に興味を示すようになってしまいました(泣)。
仕方ないですよね、数日前は自分にも分けてもらえる食べ物だったのですから。
でもあかり、ワンコ用のオヤツの方が美味しいから、今度からはこっちしかダメですよ~。







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このオヤツも当分買えないから、ケチケチでね。







さてこの日は、ライフラインの復旧とは別にとっても嬉しいことがありました。
仙台に実家のある、札幌在住の友人が私宛にもレターパックを送ってくれたのです!
事前に電話でなにが欲しいか聞かれていた私は、迷わず生タイプの味噌汁とマスクを要求(笑)。
しぶいね~と言われましたが、友人は他にもたくさんの救援物資を届けてくれました。







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あかりのも入ってる?






友人はワンコを飼っていないので、あかりの食べられるものは無かったよ~(贅沢)。
魚系の缶詰めやスープの素、それに水を使わなくてもできるドライシャンプーまで!
どうやら他の仙台の被災者の友人からのアイデアだそう。
ほほう~。そうなの、女子はこういうのが必要なのねえ(私、全然思いつかず…)。
いまは勿体なくて使えないけど、またこれからも活躍しそうなので大事にとっておきます。







震災当日から、付き合いの遠ざかっていた友人や知り合いなどからもたくさんのメールや
連絡を頂きました。
パグ仲間の皆さま、コメントをくださった皆さま、ポチを押してくれる方々からの応援も…。
最初は、一人暮らしでの被災の辛さを思い知った私でしたが、
それがかえって人の温かさや優しさ、思いやりやつながりの尊さを倍感じられたと思います。
行列に一緒に並んだ人達、言葉を掛け合った通りすがりの人々、
すべてが温かいかたまりとなって私の心の中にとどまっています。
本当に、一日も早い被災地すべての復興を願ってやみません。












記事を書くことを優先したいので、コメントは閉じさせていただいています。
もしなにかありましたら、最後の記事にご意見等よろしくお願いいたします。

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私達の震災~仙台より~ 5

さて電気も開通し、これからは少しずつ良くなってくると思ったのもつかの間、
なんと今度は給水所が断水になってしまいました。
各戸の復旧には程遠い(と思われる)のに、給水所が断水なんて…。
あかりの飲み水の確保が難しくなったことを考えた私は、再びパニックになりました。
しかしそうも言ってられません。私はTVを凝視し、近くの給水所の情報が流れるのを待ちました。
すると、徒歩20分位の場所に定期的に給水車が回ってくることを知り、
急いでその場所=区役所へ向かいました。
一人2リットルまでという制限はありましたが、頑張ればなんとかなりそう。
そう思った私は、次に取り組まねばならない課題に立ち向かう事にしました。







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断水した近所の給水所の帰りに、たまたま見つけた自動販売機で買えたお茶など(以前のを含む)。
最悪の場合は、ほうじ茶とミネラルウォーターを混ぜてあかりに飲ませようと思いました。








そう、私に与えられた課題とはなにを隠そうあかりのドッグフードの確保です。
引越しを間近に控えていたため、あかりのドッグフードは買い置きを控えていました。
以前に頂いた試供品のを含めても1週間~10日分しかない!
往復1時間以上かけて2リットルの水道水を自宅に運んだあと、
休む暇なく私は近所のホームセンターへ、これまた徒歩で向かいました。







午後も遅い時間になっていた為、ホームセンターは閉店間際の雰囲気を漂わせていました。
でもまだ入店制限はかけられていません。
私は諦めることなく、前の行列が少しずつ短くなるのを皆と一緒に待っていました。
するとなにやら私の直後の中年の男性が、私が一人なのをいいことに
じりじりと私の横に並ぼうとするのです。
二列待ちならともかく、先着順なのにやだなあ…。
幸い私は背が高いので、横入りを防ぎながら待つことはできましたがなんとも嫌な気分でした。
給水所でも同じことがあり、女性一人ってこういうところでも不利なんですよね。
しかーし!我慢のあとには良いことがあるもので、
直前の女性二人客が、それぞれに一つずつ渡されたカゴを二人で一つにし、
もう一つの余ったカゴを私にどうぞ、と渡してくれたのです!(号泣)
本当に少人数ずつの入店だったので、その回は私までが入店することが出来ました。
私は振り返りませんでしたが、どんなに困窮しているときでもああはなりたくないと思いました。







そしてその買い物で、私は幸運にもドッグフード3キロを買うことができたのです!
ドッグフードもキャットフードもほとんど残っていなくて、
私の順番が回ってきた時には既にドッグフードは残り二つだけでした。
その中でも合成着色料・香料無添加の、小型犬用(1~6歳用)のものを選ぶことができ、
いつも食べているメーカーとは違うけれど、これであと1ヶ月は心配しなくても済みます(嬉)。
しかもペットシーツの補給もOK!
かなり重い買い物にフラフラになりながら、やっと今日一日の買い物を終えることが出来ました。







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手前のものが普段食べているフード(なんと翌日、近所のペットショップで購入出来ました…)
奥がこの日に購入できたフードとペットシーツです。
写真を撮っていたらすかさずあかりもフレームイン!(なんか怒ってる?)







ホームセンターでは、他にもトイレットペーパーやティッシュ、軍手も歯ブラシも購入できました。
もっともっと物資がなくなっていると思っていたからやや意外…。
これはきっとお店の在庫なのでしょうね。
ドッグフードを手に入れることが出来た私は心からほっとし、
パグ仲間の皆さんに電話かけまくりでした(照)。
きっと同じ様に、小さいお子さんのいる家庭ではミルクやおむつの入手に奔走していると思います。
自宅で過ごしている家庭にまで物資の支給は回ってきません。
避難所で過ごされている方々の支援は無論必要だと思います。
そしてライフラインの復旧していない自宅待機生活も、同じく被災者の生活だという事を、
一方的に炊き出しや配給を止めた自治体に分かって欲しいと思いました。







しかしこの後、我が家に劇的な変化が訪れます。
なんとなんと、マンションの給水施設は復旧はしないものの、
一時的に貯水タンクから水道水がもらえると言うのです!
貯水タンクの前には100世帯分の大行列…。
しかし誰も不平を言う住人はいません。列の割り込みもナシ(笑)。
この給水については制限がなかった為、私はバケツや加湿器用のタンクを抱え、
敷地内の給水場所から8階までの階段を5往復くらいして水道水を溜めました。
その目的は…。







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じゃーん!あかりのお風呂です。(ただしぬるま湯すすぎとシワの洗浄のみ)






あかりは約2週間、お風呂に入っていませんでした。
人間用のお風呂はどんなに水を汲みに行っても足りませんが、
あかりの分くらいなら私一人の力でも用意することが出来ます。
人間はお風呂に入らなくても我慢できますが、
パグのカイカイは見ていてこちらが苦しくなりますものね。
震災から5日目にしてお風呂に入れたあかり。きみはラッキーですぞ~。







8階までの階段の往復中は、さずがに「ああ…。愛があるなあ…。」と思いましたが、
要するに愛犬のためにしていることって自分のためなんですよね。
だって愛犬が苦しければ自分も苦しいし、その逆もまたしかり。
この日は歩きすぎて足の爪に血豆ができてしまいました。
でも、頑張って良かった~。次は私もお風呂に入りたいな、などと呟きつつ。










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私達の震災~仙台より~ 4

震災から4日目の朝、私は目覚めると階下の音に気づきました。
まだ電気が復旧していないこのマンションに寝泊まりする住人は少なく、
階下での物音は初めて聞いたような気がしました(実際には聞こえていなかっただけ)。
誰かは分からないけれど、とにかく会って話をしよう!
そして情報を教えてもらったり、マンションの状況を確認し合ったりしたい!
私は顔を洗う間もなく、階下に降り、そのご夫婦と出会いました。








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震災4日目のあかり。私の不安定さを映す鏡のような表情。








私の部屋の1階下に住んでいるそのご夫婦とは、震災の前に一度だけ言葉を交わした事がありました。
エレベーターであかり連れの私と一緒になり、あかりを見て「可愛いね」と声をかけてくださったのです。
それを即座に思い出した私は、どこかに出かける様子なお二人をつかまえて、
どこに行かれるのか、ずっとマンションで寝泊まりされているのかといったことを尋ねました。
するとそのご夫婦は、近くの川に水を汲みにいくところだと言うので、
私は徒歩数分の場所に給水所がある事、自分も毎日そこに行って水道水をもらっている事を伝えました。
つまり、同じマンションに住んでいながら、近くの給水所についてさえ情報が共有されていないのです。








早朝に川まで水を汲みに行く必要が無くなったそのご夫婦と少し話し込むうちに、
段々と私の心が晴れてくるのを感じました。
私が一人と1ワン暮らしで、主にコンビニで補給した食料で生活していることを知ると、
ご夫婦はそれならば今夜夕食を作るから、是非一緒に食べましょうと言ってくださったのです!
控えめに誘ってくださるのではなく、そんな食生活でどうするんだという(苦笑)、
年長者らしい物言いというか、娘世代の私を気遣ってくれる温かい心を感じました。
私は想像以上に有難い申し出に逆に戸惑いながらも、とても喜んで二つ返事をさせて頂きました。
私たちはそれぞれ給水所に向かうために、一旦その場を別れました。








いつもどおり水道水を自宅に運び込んだあと(全ての住民が自力での階段昇り)、
私は近所の家電屋さんに携帯の充電に出掛けました。
私は知らなかったのですが、区役所や大きな家電屋さんは既に無料の充電サービス行っているとの事でした。
これもご夫婦に会わなければしばらく知らなかっただろうな~。
私が与え得る情報は少なく、これも一人暮らしの定めだわーと妙に納得しました。
充電には2時間位かかりましたが、実家や遠方の友人と通じることができ、とても嬉しかったです。







充電後、そのまま帰っても実が少ないと思った私は開いているガソリンスタンドを探す事にしました。
すると普段居酒屋のお店がおにぎりなどの販売をしている行列があったので、それに並びました。
そのときはまだ、お菓子などが主食だったので高くても買おうと思ったのです。
そしてその行列では、たまたま若い女の子と男の子二人と互いの近況を語り合う場を持てました。
女の子は学生で、友達と協力しながら食料確保に努めているといった話をしました。
男の子二人は…出張でたまたま仙台に来ていて、実家とは連絡不通でもう諦めていると話していました。
この仙台市街地はあまりにも長閑で、奇跡的に被害が少なく、自分達は幸運なのだと。
男の子達が去った後、女の子と二人でしみじみとそうだよね…と言い合いました。
おにぎり販売の行列に皆で仲良く並んでいるなんて、こちらの方がより非現実的なのです。
そして行列が終わる頃、まったく知らない女性の方が私に話し掛け、
マンションに電気が通ったわよー!と教えてくださいました。
何故私のことを知っているのかと尋ねると、だって目立つもの~と言われました。
ええと…。それはいい意味でということでしょうか?(苦笑)







その日のご夫婦宅での夕食は、震災後初の電気開通ということもあって大層幸せなひと時でした。
私は手ぶらで伺うのは失礼だと思い、最後の炊き出しの豚汁を3人分確保し、
一家団欒に混ぜてもらいました。
色々なことを話しながら、久しぶりの温かい食事を摂りながら、
私はもう心身ともに大丈夫だと感じていました。
ご夫婦の温かいもてなしだけではなく、電気開通や、辛いのは自分だけではないという経験が
私の心を修復してくれていました。
勿論なによりも、初対面に近いご夫婦にこんなにもよくしてもらったことが一番にあることは
言うまでもありません。
なんとご夫婦は、帰る際にたくさんの食料を私に分けてくださったのです(涙)。
こんな時は助け合わないといけない、と仰っていました。
私は我ながら何もできないけれど、自分に出来ることはしていこう、と思いました。






その夜からは、全く違った心持ちで震災後の夜を過ごすことができました。
まず、毎日電話ができること。TVを見れること。夜明るいこと。
水道の復旧にはまだ日数を要するのですが、この日を境に私は強くなったと思います。
あ、あかりは話に出てきませんが(汗)、それはまったく普段と変わらずに元気だからです。
余震に吠えることはあっても、私に対するものや普段の生活は特に変化もなく…。
あれ?なんかあったっけ?







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ひどし…。あかりが主役のブログなんですよ?







あ~いいですね~。表情に余裕があります(笑)。
このカテゴリの記事は、もう少し続きます。








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私達の震災~仙台より~ 3

震災から3日目が、私達にとって一番辛い日となりました。
何故かと言うと、4日目から電気が通じるようになり、徐々に元の生活へと戻り始めるからです。
しかしそんな事は3日目には知る由もなく、私は給水所へ何度も足を運び、
あかりのフードや飲み水を確保することにかけずり回っていました。







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震災翌日から、あかりのサークルを私のベットの側に移動しました。
一番揺れが少なかったであろう北側に位置する寝室です。








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写真を撮っていたら遊びに誘うあかり。
無邪気だけれど、このときはなんだか感傷的になりました。







人間用の食料は、他の人と分けあったり炊き出しで補給することができます。
しかし飼っている動物の分までは、当然かもしれませんがどこからも出てきません。
マンションから徒歩5分のところにあるいつものペットショップはずっと閉店のまま。
私は必死になって、通りすがりの犬の散歩をしているマンションの住人の方に、
どこかドッグフードを購入できる場所を知らないか尋ねてみました。
するとその男性の方は、知っているけれどその場所は遠い。
もし自分の持っているフードで良かったら分けてあげるから、と言い、
初めて会う私にマンションの部屋番号を教えてくれました(涙涙)。
私は本当にありがとうございますと言ってその場を離れましたが、
その給水所からの帰り道、その男性の方は私の行方を追って来てくれ、
余っているからと試供品のドッグフードを私に手渡してくれました…。
2日分くらいにはなるから、といって去っていったその男性の方にいつか御礼をすると
心に決め、ありがたく頂いたフードとあかりの飲み水となる水道水を抱えて部屋に戻りました。







私達の住むマンションは、分譲のファミリータイプで約100世帯が入居しています。
私は入居した当時から、他の住人の方達と積極的に親しくなろうとはしていませんでした。
一生住むと決めて購入した訳ではないこと、いろいろと詮索されるのが好きではないこと、
お互いに世帯として仲良くはなりづらいだろうと思いこんでいたのです。
しかし今回だけは、どんなに嫌な顔をされようともあかりを守るため、生き延びるために
マンションの住人の方達に助けを求めることを覚悟していました。
隣の一家が荷物整理をしている音を聞いては、一人では持ち上げられない家具を一緒に
運んでもらったり、理事長をつかまえて避難所を教えてもらったりしていました。
どの方も、私が想像していたよりもものずごく親切に助けてくれ、また励ましてくれました。
そして意外にも私とあかりのことは知れ渡っていたらしく、
いろいろな場面でマンションの住人の方に声を掛けてもらうことが多々ありました。
一人で生きているつもりでも、こうやって誰かの支えの下に生活は成り立っているのですね。








3日目の夜は、私の緊張と不安がピークを迎え、どうにも寝られない夜を過ごしていました。
あと1週間分くらいの食料と水はあるから大丈夫、と思っても不安は別のところにあるのです。
やるせない鬱屈が私を責め、もし自分が精神を壊すことがあるとしたらこれかな、と思いました。
でもそうならなかったのは、とにかく明日の朝まで頑張ろう、明日の朝になったら別の誰かに
助けを求めようと心に決めたからだと思います。
もう私には、恥も外聞もなく人との交流を求める自分を抑える力はありませんでした。
そして4日目の朝、運命の出会いが待っていました。











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Appendix

プロフィール

みずほ

Author:みずほ
仙台でパグとの二人暮らし♪

長女:アオイ
(黒パグ♀ 享年3歳3ヶ月)

次女:あかり
(フォーンパグ♀ 4歳)
 

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